日銀の黒田総裁は7月31日、金融政策決定会合後の会見で「長期金利の変動幅はおおむねプラスマイナス0.1%の幅から上下その2倍程度に変動しうることを念頭に置いている」と発言しました。欧米が金融緩和の縮小に動く中、これまでかたくなに超低金利を続けてきた日銀が「0.2%までの金利上昇を受け入れたのではないか」との思惑も働き、日本の長期金利は8月2日に一時0.145%と昨年2月以来の高水準まで上昇しました。それでも日本はまだまだ超低金利で、ここ数年住宅ローンでは変動金利型の人気が極めて高い状況が続いていますが、リスクはないのでしょうか?