理系大学数学を学ぶため、O君から線形代数、微分積分、微分方程式、統計学に関する基本書籍を教えてもらい、すぐさま購入する。理系大学生に人気のある本らしいが、呪文のような算式がならんでおり、何が何だか解らない。どうも高校数学から復習しないとまずいようだ。

ちょうどそのころ、僕の息子が大学受験を控えていたので、買い与えた参考書をとりあえず一通り眺めることに。32年前に勉強したことのほとんどは忘却の彼方に。高校3年間の基本的なロジック部分だけを1か月ほどかけて復習するも、大学生向けの書籍は難しくて理解できない。32年のブランクは極めて大きい。そりゃそうだ。社会人になってから微分積分なんて使うことはまずなかったからだ。

もっと解りやすい本はないかと探してみると「マンガでわかる」シリーズが目にとまる。微分積分などの各テーマをラブコメストーリーにのせた仕立てになっておりとても分かりやすい。おじさんが電車で読むには勇気がいる少女マンガ的デザインであるのが難点だが。。。

「マンガでわかる」シリーズで理系学生が学ぶべき数学の範囲をとりあえず押さえる。マンガだからか、文系の僕でもなんとか理解できた。そしてO君から教えてもらった、線形代数、微分積分、微分方程式、統計学に関する基本書籍へ。入学まであと3か月。焦りは募る。O推薦の基本書籍はマセマ出版が出しているもので、1冊2週間で読めるとされている。毎朝1時間、通勤時間、夜1時間を使って1か月で4冊をなんとか通読。2回目は20日間で4冊読めるようになり、入学前までに5回通読できた。これで基礎的な力はついたと思った。