新型コロナウイルスの感染が拡大する中、テレワークが広がり、郊外の一戸建てが売れているという話をよく聞きます。実際、筆者もリモートによる打ち合わせが増加し、自宅勤務の頻度が高まっています。自宅で集中して仕事ができる空間が欲しいというニーズは着実に高まっており、その結果、都心部より手ごろな価格で買える郊外に住みたいという方が増えているといわれています。総務省が発表した住民基本台帳人口移動報告によると、11月の東京都の転出者数は前年同月比19.3%増で5カ月連続の転出超過となりました。
しかし、中心部のマンションや戸建てが売れなくなったという話は今のところ聞こえてきません。郊外の戸建てに対する消費者のニーズは、コロナ前と後でどのように変化したのでしょうか。そして住宅マーケットに地殻変動が始まっているのでしょうか。(続きはこちら)